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紅霞後宮物語 第五幕(ちょっと辛口) [本]

紅霞後宮物語 第五幕

えーと、複雑です。
面白いと言えば面白い、でも、なんかすごく読後感が悪い。

あまりにも感覚が違いすぎるのではないかと思う。

このシリーズ、最初の2-3冊はするっと読めてたんですよね。
でも、あまりにも小玉の分林に対する感じ方がなじめない。
うーん、何なんだろうなぁ、この違和感は。

文林も不器用だけど、このくらいはありだろう。
セリフも屈折してるけど。

男優位の時代で、思わず高い地位を得てしまった頭の良い男。
自分に必要な人材を集め、足場を固める中に小玉もいる。
そんな事情とは別に彼女は自分の想い人。

でも、なぜか小玉の分林に対する想いは暗いんだよねぇ。
なぜ、そんなに暗いんだろう。
そこだけなんだけよねぇ。
他にはあれだけ前向きなのに、なんでそこだけ後ろ向きなんだろう。
一人の人格として、あれはありなんだろうか。

文林の方がずっと素直に見えるんだよね。
屈折してるけど。

むしろ、小玉の方が自分が自分らしくあるために文林を利用しているように感じてしまう。

ストーリーは面白いんだけどねぇ。

紅霞後宮物語 第零幕一 [本]

紅霞後宮物語 第零幕一

カクヨムで読んでたので、どうするか考えてましたが、やっぱり買って読みました。
最初はカクヨムとそんなに変わらないかなぁ、とダラダラ読んでましたが、途中で書き足し部分が明らかなあたりから、スイッチ入ってどんどん読んでしまいました。

カクヨムでは結構印象的だった、同僚の少年の話も、逆にちょっと違和感感じました。
カクヨム読んだ方もお勧めします。
色々と発見があります。

機忍兵零牙(辛口評です) [本]

機忍兵零牙

んー、何とも評しがたい。
ストーリーは、そんなものかなぁ。
登場人物も、こんなもんかなぁ。
ま、この辺はあとは肉付け、語り口次第でどうにでも面白くなりそうな要素がいっぱい。

なんだけど、いまひとつ楽しめなかったんですねぇ。
早い話、テンポがあわなかっただけかもとも思うんですが、なんか違うんだよなぁ。
割と短時間に読みきったのでつまらなかったわけではないんです。

ひとつには、語り口がどうも好みに合わなかった。
わざと時代劇っぽくしてるんだと思うんですが、なんか違う。
ちょっと戯曲っぽくもないわけではないけど、そもそもが違う。
戯曲は好きで結構読んでいたので(もちろんものによりますが)、読みなれているのでそれはそれで良いんですが、この本はト書きっぽい書き方はあるけど、そうではない。

それから、機忍ってのが良くわからない。
機械ものでもっとメカっぽいものがいっぱい出てくるのかと思ったけど、そうではない。

世界観がつかみづらい。
そもそもの舞台となっている世界がどういう設定なのか、ほとんど書かれていないので、機忍たちが元々いた世界とは違うといわれても、んー、で?となってしまう。
いきなり戦いのシーンから始まって、王はなぜどうやって光牙を呼んだのかとか、どういう社会構造になっているのかとかわからないまま話が進んでいく。

日曜日の朝テレビでやっている戦隊物のほうがまだ世界観をちゃんと作っているんじゃないでしょうか。
物語の世界の設定がわからないと、全体がぼやけちゃう。

この本が後で「なるほど、こういう布石だったのか」と思わせるような続編が出てきてくれないと消化不良のまんまになっちゃう。
語り口はこの調子で何冊か続けば慣れると思う。

機龍警察が面白かっただけにちょっと残念。



タグ:機忍兵零牙

パラダイス・ロスト [本]

パラダイス・ロスト
ジョーカーゲームシリーズの三冊目です。
やはり瞬殺でした。

それぞれの話の主人公はスパイなわけですが、スパイとして活躍するだけではないのがこのシリーズの面白いところ。
すでに亡くなったスパイが中心に回っていったり、彼は子連れでその後どうしたんだろうと余韻を残す作品があったり。

とんでもなく自負心の強い男たちが、普通の生活できるのか、スパイをやめたらどう生きるのか、そんなところも興味があります。
そこは、読者が想像するしかないわけですが。

ダブルジョーカー [本]

ダブルジョーカー
ジョーカー・ゲームの続編です。
これも瞬殺でした。

サクサク読めるし、とにかく読み続けたくなる。
アニメ見た人にも絶対お勧めです。

スリリングなだけでなく、切なくなったり、増長することの怖さを知らされたり。

なんだかんだで、仕事してても見えないところでの駆け引きっていっぱいあるもんなぁ。
命や国運をかけているわけではないけど。

でも、どこかホッとする部分があるストーリーだと感じてます。
こういう風に思う人は少ないかもしれないけどね。

ジョーカー・ゲーム [本]

ジョーカーゲーム
映画にもアニメにもなった本作ですが、今日は本の方の話です。

読む気になったきっかけはアニメでした。
もっとも、最初は、アイドル起用で映画になったのを知っていたので、録画して見る気もありませんでしたが、偶然、第一回目を見てしまったらおもしろかったので、全部見ちゃったってやつです。
で、本の方も本屋で平積みになっていたのですが、どうしようかなぁって感じで眺めてただけでした。

アニメが面白かったので、そのうち本も読んでみようかと。
しばらく間があいちゃいましたが、ちょっとしためぐり合わせで本を手にしました。

アニメで見ていたので、ストーリーは知ってるし、というかアニメが実に原作に忠実に作っているので(というのは読んでわかったことですが)新鮮みはなかったですが、あっという間に読み終わってしまいました。
たまたま読んでいる時間が取れたというのもありますが、これの前に読み終わった機龍警察から5日ですよ。

続編ではアニメ化されていない物語もあるようなので、そこも楽しみです。
仕事忙しいのに、どうやって時間作ろう。

最近は本やマンガが実写とアニメの両方になるものがそこそこあるので、どちらを先に見る(読む)か悩ましいところですね。
でも、たぶん、これの映画は借りてきてまでは見ないと思う。

映画では原作と違ったストーリーを作り、世界観も違ってしまい、さらにいらない色気とか役者を入れてファン狙い見たいのがありがちなので、あんまり好きではありません。
一番最初が映画なら、原作もアニメもより良いで盛り上がったかもしれないけど。
たぶん、当時見に行かなかったのはキャスト見て「あ、いいや」って思っちゃったんだと思う。
実写の怖さはできの良しあしとは別に、キャストの個性が出てしまうところだと思う。
そうでない役者もいっぱいいるけど、そこまでできるとは(個人的には)思えない人がメインで出てるとテンション下がるよね。

で、本題の本ですが、テンポもいいし、登場人物が魅力的。
ストーリーはわかっちゃってるけど、グッと入り込んでしまうものがある。
一つの世界観を作り上げたうえでの短編集だけど、その中にすっぽり入り込めちゃう。
権力を振りかざすものを嘲笑っているようなところも小気味よい。
しかも、その組織の中で。

ただ、元締めの結城が何のためにそこまで国のために仕事をしているのかが、わからない。
彼の下で働いている若者たちは、個人的には自己満足のために仕事をしているのかもしれないけど、では、結城は?
それもまた、自分のためなのか、何か別のもののためなのか。
力は麻薬である。
そこに囚われてしまった男でないことを祈る。


機龍警察 [本]

機龍警察
ずっと、気になっていたんですが、後回しになっていたものです。
乗り物に乗る時、本がないと不安になるんですね。
駅の近くで本を持っていないことに気がついて、その辺の本屋に行くこともしばしば。

機龍警察もその手の一冊です。

いやぁ、面白かった。
あっという間に読んじゃいました。

3mのロボットというとボトムズサイズですかね。
警察ものなのに、めちゃくちゃ加減も良かったです。
傭兵が警察官になっちゃうし。
でも、妙なリアルな感じがあるのは、警察庁の元警部さんがネタ提供しているからなんでしょうか。
ずっと渋い感じで物語は進んでいきますが、ラストはちょっと軽い感じになっちゃってたかな。
ラスボス出た!って感じはラノベっぽい。

もう、続き書きますよっていうのがバリバリな終わり方でしたね。
あれも、アニメとかになりそう。

タグ:機龍警察

宇宙軍士官学校 前哨 12 [本]

宇宙軍士官学校 前哨 12
電車移動の時間が結構あったこともあり、あっという間に読んでしまいました。
とりあえず、この巻でお話は一段落だそうです。
でも、続きもあるらしいし、外伝も出るということなのでこれからも楽しみなシリーズです。

内容はある程度までは予想通りの展開でしたが、後半は派手にやってくれてましたね。
だいぶ、お亡くなりになった方々も多かったですが、ああいう風に終わらせるとは思ってなかったです。
それにしても主人公であるはずの有坂恵一君はあんまり出てきませんでしたね。
なんか、凄い人・できすぎた人になりすぎちゃって、書く方も面白みがなくなっちゃったのかな。

ちょこちょこ出てくる市民とか技術者の方が自然な感じで、なかなか好感が持てたりもする。
モップで地球にやってくる電磁波やらプラズマやらの漏れを消すという(イメージだけど)も面白い。

有坂君には、戦略とか現場指揮とかでもっと頑張ってもらいたいし、次のお話ではそこを期待してます。
ウィルがプチ有坂君になっちゃってるので、そこをどう切り分けるかがちょっと難しそう。

それにしても、ああいう舞台を作っておけば、いくらでも外伝書けそうですよね。
地下シェルターの中のお話、粛清者側のお話、もちろん地球軍の恋バナもありでしょう。

8巻くらいまで出てから読み始めたんですが、第一巻目を近くの幸楽苑で読み始めたのを、何故か覚えています。
11巻までは図書館で借りて、最後のは待ちきれなくて買っちゃったんですが、今度は全部買って、もう一回、最初っから読もうっと。

ユナイテッド・ステーツ・オブ・ジャパン [本]

ユナイテッド・ステーツ・オブ・ジャパン
かなり待って、やっと順番が回ってきた図書館の本なんですが、リタイアします。
頑張って半分くらいまでは読んだのですが、辛くなってやめることにします。

うーん、なんだろうなぁ。
グロなシーンは他の本でも読んでるし、イデオロギーに凝り固まった登場人物ってのもありがちなんですが。
軍国主義、それも本の中では舞台設定としてあるでしょう。

でも、なんかすっと入れないんですよね。

元の英語がどういう感じなのか分からないんですが、文章に入っていけない。
翻訳者のセンスと自分のセンスがずれているのかも。
翻訳ものの難しさでしょうか。
翻訳ものが嫌いなわけではないし、好きな外国の本もたくさんあるんですが。

しかしですね、United States of Japanを略してUSJって・・・
いや、確かにそうなんですが、なんかね。

玉依姫(辛口評なのでそのつもりでお読みください) [本]

玉依姫
阿部智里さんの八咫烏シリーズ最新作です。
最新と言っても、出たのは去年の夏かな。

図書館で待たされていた本のうちの一冊。

読み始めたら一気読みでした。
ただし、だからと言って凄く面白いかと言うと、うーむ・・・

あちこちの素人評価でも意見が割れていますが、わかる気がします。
このシリーズのこのタイミングで出したのは良くなかった。
もうこれで完結させちゃうのなら、良いのかもしれないけど。

シリーズ第一作の「烏に単は似合わない」がデビュー作ということらしいので、(間違ってたらごめんなさい)仕方ないのかもしれないけど、これがその前に出ていてもそれはそれで良かったかも。
十二国記シリーズもやっぱり一作目のあの話がそのあと何冊か出てからだったら、ちょっとね、って思うと思わない?
グインみたいに、現在進行形の話とはエライ違う年代の話が外伝として出るのは、それでありだったとも思う。

でもね、このシリーズのこのタイミングでこの話はないでしょ。

単品としては面白い話で、まあ、割と読みやすかったかなと。
「烏に・・・」とおなじで、途中がちょっとうだうだし過ぎで、最後に急展開で話がまとまっちゃうのが気になったけど、この人の癖なのねと思えば、まあ、あり。
もし、私がこのシリーズをアニメとかでやるなら、まずこれを最初にやる。
で、それができるくらい単品としては整ってたと思う。

「黄金の烏」と「空棺の烏」がその前2冊に比べると良い感じに面白かったし、次はどうなるって期待してただけに、ここでこのような形のネタばらしみたいな物語はやめてもらいたかったなぁ。
奈月彦もエーって感じだったし。

シリーズものって難しいんですね。